しばまるblog

筋トレ好きIT企業の会社員が、筋トレ・IT・プロスピAのことについて書いています。

ITインフラの基礎#1 ~ITインフラの全体像~

ITシステム部門に異動になった人や、IT企業の新入社員、ITについて勉強を始めたばかりの人に向けた内容となっています。

これから数回に分けてITインフラの基礎知識を広く浅く解説していきます。

インフラとは何か

生活基盤となるもの

そもそも「インフラ(インフラストラクチャー)」とは、何のことを言っているのでしょうか。インフラとは「下部構造(インフラが下部、ストラクチャーが構造)」を意味しています。分かりやすく言うと「生活や産業の基盤となる設備・施設」のことです。私たちの身近なものでは水道・電気・ガスの設備や道路などがインフラです。

 

「インフラ」という単語だけで言われると抽象的で性質上捉えどころがないイメージですが、「交通インフラ」「社会インフラ」「通信インフラ」「産業インフラ」「ITインフラ」のように単語を組み合わせると、範囲が限定されてイメージがしやすくなります。

 

ITおけるインフラ

ITにおけるインフラですが、I先ほど説明したTインフラがITにおけるインフラになります。言い方を変えると「システムにおけるインフラ」とも言えます。
それではITインフラとは何を指しているのでしょうか。

 

システムを分解すると「アプリ(アプリケーション)」と「インフラ」に分けることができます。
分かりやすいように交通インフラで例えてみます。
アプリケーションは車、インフラは道路と例えることができます。アプリ(車)を動かすための下部構造(道路)をインフラが提供しています。

 

ITインフラは2つの要素から成り立つ
さらにインフラを細かく分解します。すると「ハードウェア」と「ソフトウェア」に分けることができます。

 

ハードウェア

ハードウェアとは、「物理的に存在するコンピューター機器」のことを指します。

代表的なハードウェアとしては以下があります。
それぞれの機器については次回以降で詳しく解説していきます。

 

パソコン

基本的には個人が使うことを前提に作られているコンピュータです。みなさんが一番なじみの深いのはパソコンではないでしょうか。
デスクトップ型、ノート型、タブレット型など様々なタイプがあります。
アプリケーションをインストールして、置くの多くの作業をこなすことができます。

 

サーバ

24時間365日常に稼働、そして高速処理といった要件のシステムで使用するために作られているので、パソコンに様々なパーツが高速化、冗長化されています。値段も数十万円~数千万円のものが多く使用されています。
サーバの種類はWebサーバ・メールサーバ・仮想化サーバなど多岐にわたります。

 

ストレージ

データの格納に特化した、大容量のデータを保存できる装置です。データの読み込み、書き込みを高速で処理することができるのも特徴です。

 

テープ

大容量のデータを高速で記録することができる機器です。データを暗号化するなどでセキュリティ対策も施されています。また、災害時に備えてデータをバックアップをテープの保管する際に使用することもあります。

 

ネットワーク

ネットワークとは、パソコン・サーバ・ストレージなどを接続したり、通信を制御することができる機器です。物理的なケーブルで接続する有線タイプと、Wi-Fiなどの無線タイプがあります。

 

ソフトウェア

ソフトウェアは目に見えるハードウェアとは違い、目に見える形はありません。
「コンピューターを動かすためにたデータの塊」のことを指します。

 

OS

コンピューターを動作させるためにプログラミングされたソフトウェアです。。例えば、画面出力や通信機能、各アプリケーションやミドルウェア間のリソース調整機能などを提供しています。

 

ミドルウェア

OSとアプリケーションとの間に存在するソフトウェアです。ある機能に特化したアプリケーションを、利用できる状態にする役割があります。

 

まとめ

ITインフラは様々な要素から成り立っています。“インフラ”という領域の広さと奥深さ理解していただけたかと思います。

今回は、各装置についてサラっと説明しましたが、次回以降でより詳しく解説します。